栄養素とはなんだ?

栄養素とは、栄養のために必要な物質(体の外から摂取される物質)のこと

栄養とはなんだ?

栄養素をバランスよくとることで、健康の維持、増進、病気の予防につながります。

いま、自分は健康だから大丈夫!と思っている方も、

なんか今日、ちょっと疲れちゃった・・・、最近疲れやすくなって・・・、

とか

足の先や手の先が冷たい、冷え性かもしれないな~

という感じで

病気とまでは思わないけど、ちょっとした不調を自覚されている場合は、栄養のバランスが崩れているのかもしれません。

栄養素はどんなものがあるのか?どんな風に体に効果があるのかを確認しましょう。

3大栄養素 

エネルギー源となる、糖質、脂質、たんぱく質を3大栄養素といいます。

お米とたんぱく質

5大栄養素

3大栄養素にビタミンとミネラルを加えて、5大栄養素といいます。


ビタミンとミネラルはエネルギー源となりますが、不足すると、摂取した3大栄養素をエネルギーに変えることができなくなるなど、新陳代謝が活発に行われなくなります。

糖質

1gにつき4Kcalのエネルギー源になります。

糖質を摂取し、消化、吸収されるとブドウ糖に分解されてエネルギー源になります。

脂質やたんぱく質もエネルギー源になりますが、糖質は分解と吸収がそれらに比べて早いのが特徴です。

糖質を多く取りすぎてしまうと、体脂肪になり体の中に蓄えられます。

糖質の取りすぎは脂肪になるんですよ。

肥満の原因にもなるので、糖質オフダイエットみたいなのが流行ってたりします。

脂質

1gにつき9Kcalのエネルギー源になります。糖質の倍のエネルギーになるので、効率のよいエネルギー源です。

体の中では脂肪となって蓄えられますが、脂肪があるおかげで、体温を保持する(体が冷えない)ことができています。

肥満カップル

しかし、取りすぎは、肥満や生活習慣病の大きな要因になります。

食事では、エネルギー源の20%くらいの摂取を目安にします。
 ※1日2,000キロカロリー摂取する必要があるとして、45g程度です。

たんぱく質

エネルギー源としては、1gで4Kcalのエネルギーになります。

体の中では筋肉や内臓の構成成分になります。

たんぱく質は、糖質や脂質のように脂肪となって体に貯蔵されません。そのため、たんぱく質はいくらとっても太らないという誤解を持っている人もいるようです。

しかし、使われなかったたんぱく質は、分解されて尿へ排泄されるので、タンパク質の取りすぎは、腎臓障害につながる恐れがあります。

ビタミン

ビタミンは、新陳代謝を促す働きがあります。

体の外から摂取しなければならないビタミンが13種類あり、不足してしまうと、それぞれのビタミンに対して欠乏の症状が引き起こされます。

栄養ドリンクには、ビタミンB群が多量に含まれています。
疲れをとりたくて、手っ取り早く栄養ドリンクを飲まれるかたもいるのでは?

サプリメント

水溶性ビタミンのビタミンB群とビタミンCは、取りすぎても体に蓄積することはなく排泄されますが、それ以外の脂溶性ビタミンを取りすぎると過剰症を引き起こすことがあるので、サプリメント等を摂取するときは、注意が必要です。

ミネラル

カルシウムが骨になる、鉄が赤血球の成分になって酸素の運搬に関わる、ナトリウムを摂り過ぎると血圧があがる~など、カルシウムや鉄、ナトリウムはミネラルに含まれています。

他にも、血液や体液に含まれて浸透圧を調整したり、新陳代謝に関与したりとミネラルはその種類によってそれぞれの働きをしています。

バランスのよい食事をとることで、過不足を防ぎましょう。

6大栄養素!?

5大栄養素に食物繊維を加えたものです。

食物繊維は、体の中ではエネルギー源にもならないし、体を構成する成分にもならないし、新陳代謝に関わるわけでもありません。

なぜならば消化、吸収されないからです。

しかし、食物繊維には腸内環境を改善する働きや生活習慣病予防に効果があることがわかっており、第6の栄養素ともいわれています。

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