ピーマンとパプリカの違い

ピーマンパプリカ

ピーマンとパプリカ、いったいどういう関係なのでしょうか?

仲間?兄弟?それとも親子?

ピーマンというと、緑色をしていて、青臭く、やや苦めの味がして、果肉が厚くないものが主流かと思います。

一方、パプリカは、赤や黄色、オレンジ色をしていて、甘みがあってジューシーで、肉厚な印象です。

ピーマン、パプリカの品種

ピーマンもパプリカも同じナス科トウガラシ属の野菜です。

一般に出回っているピーマンは、中型種。
主な品種に「京波」、「ちぐさ」というものがあります。

パプリカは、ピーマンの大型種です。
「カリフォルニアワンダー」という品種が代表的です。


つまり、ピーマンとパプリカは種類が違うピーマンということになります。

ピーマン、パプリカの色

カラーピーマン

ピーマンもパプリカも未熟なものは緑色です。

普通(中型種)のピーマンと同じ大きさで赤色のピーマンは、この未熟なピーマンが完熟して赤くなったものです。ただし、中型種は中型種なので、赤くなっても赤パプリカのように大きくなったり、極端に甘みが増すわけではありません。



パプリカの色の変化

パプリカと呼ばれる大型種も未熟な緑色から完熟するに従い、赤色や黄色、オレンジ色に変わっていきます。








レシピに「赤ピーマン」と書いてあったら・・・

レシピの材料表に「赤ピーマン」と記載がある場合は、

赤パプリカなのか?中型種の赤ピーマンなのか?

と、迷うところですが、作り方やできあがりの写真を見て確認するようにしましょう。

といっても、最近は、大型種のパプリカならば、パプリカと書いてあるレシピが多いでしょうか~。


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参考・引用文献
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
もっとからだにおいしい野菜の便利帳 高橋書店
花図鑑野菜 草土出版