白なすと豚肉の炒めもの

白なすと豚肉の炒めもの

紫紺色の皮がなすの特徴のひとつで、この皮にはナスニンという色素が含まれています。
ナスニンは、ポリフェノールの一種でアントシアニン系の色素です。

ポリフェノールとかアントシアニンとかなんだか体に良さそうな栄養素が含まれている予感。。

ナスニンには、血中のコレステロールを下げる働きがあるとか、アントシアニンには活性酸素の働きを抑制する働きがあるとされています。

そのため、皮もむかずに丸ごと食べるのがおススメです。

白なす。。。

白なす

白なすにはナスニンが含まれていません。白色です。しかも普通のなすよりも少し皮が厚くてかたいような。。。
でもとってもかわいい。白い色がすごいかわいいなーと思わず愛でてしまいます。
卵みたい、いやー、ほんと「eggplant」だなー、なんて思いながら料理しているのです。

ポリフェノール類から得られる恩恵はありませんが、実はしっかりしていて、
熱を加えるととろっとやわらかくなってくれるのは変わりません。

【材料】白なすと豚肉の炒めもの(2~3人分)

白なす・・・1個(230~250g)
 
豚肩ローススライス・・・200g
塩・・・少々
こしょう・・・少々

玉ねぎ・・・1/2個(100g)

菜種油・・・適量(多め)

塩・・・小さじ1/3~
しょうゆ・・・小さじ2

きざみパセリ(あれば)

【作り方】 白なすと豚肉の炒めもの

  1. なすはヘタをとって縦半分に切ってから、横に1cm幅に切る。
    玉ねぎは、繊維にそって、1cm幅に切る。
    豚肉は半分に切り、塩こしょうしておく。
  2. フライパンに多めに油を入れて中火にかけ、ナスを揚げ焼きにする。
    ナスが中までやわらかくなったら、一旦、取り出す。
  3. キッチンペーパーで余分な油をふき取り、豚肉を入れて炒める。
    豚肉の色が変わったら、玉ねぎを入れて炒める。
    中~弱火で炒め、玉ねぎを焦げないように柔らかくなるまで炒める。

  4. ナスを戻し入れて塩を加えて炒め合わせ、しょうゆを鍋肌から加えてさっと混ぜて完成。

  5. 彩りにパセリをかける。

【使用道具】 白なすと豚肉の炒めもの

包丁、まな板
小さじ、木べら
フライパン、ボウル

【ポイント】 白なすと豚肉の炒めもの

なすはしっかり油を吸わせるように揚げ焼きにします。油をたくさん吸ったなすがとろっとして食べやすい。

玉ねぎを炒めているときに、焦げそうになったり肉が固くなりそうであれば、玉ねぎの上に肉をのせて肉に必要以上に火が入らないようにします。
肉を玉ねぎにのせることで、肉のうまみが玉ねぎに移りますし、玉ねぎも蒸し焼き状態になってやわらかくなります。

なすの白い色をなるべく生かすべく、塩で味付けて、しょうゆは香りをつける程度に加えました。


【栄養】 白なすと豚肉の炒めもの

なすは白でも紫でも食物繊維はたっぷり入っていますのでご安心を~。
脂質が気になる方は、肩ロースではなく、モモ肉を選びます。
玉ねぎに含まれるアリシンが、豚肉にたくさん含まれているビタミンB1 の吸収を助けます!

1人分(全量を3人分として)
エネルギー:292Kcal
炭水化物:7.5g
たんぱく質:12.9g
脂質:22.9g
食物繊維総量:2.4g
食塩相当量:1.3g

鉄:0.8mg
ビタミンB1:0.47mg

白なすと豚肉の炒めもの

≪献立アドバイス≫
白なすと豚肉の炒めものは油を多く使ったお料理でした。
また、緑黄色野菜がとりたいところです。

シンプルに青菜のおひたしや胡麻和え、人参や根菜の入った煮物などと合わせてはいかがでしょうか。

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参考・引用文献
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
からだにおいしい野菜の便利帳 高橋書店