おいしいご飯の炊き方
お米の炊き方に自信はありますか?
今は無洗米やハイスペック炊飯器もあって、昔に比べると簡単においしいご飯が炊けるようになりました。
その一方で土鍋で炊いたり、ホウロウ鍋で炊くことも多いですねー。
初心者さんもベテランさんも、おいしいご飯を炊くポイントをおさらいしましょう。

お米のはかり方

お米は「合」が、一般的な単位です。
1合は、180ml、約150gです。
ちなみに1カップは200mlです。
炊飯器でご飯を炊く場合が多いと思いますが、ほとんどの炊飯器は「合」が基準となっています。
ご飯を1合カップではかったら、カップをテーブルに軽くたたいたり、上から押すなどして、お米をぎゅっと、詰めすぎないように気をつけます。米の量が多くなってしまいます。
さっとすくって、1合の目盛りに合わせたらそれでOKですよ。
ちなみに、一升瓶(いっしょうびん)の1升は、10合に相当します。
お米の洗い方、ポイント
無洗米なども出てきた昨今ですが、そもそもお米を洗うのはなぜでしょうか?
それは、お米の表面についた糠(ぬか)を落とすためです。
糠(ぬか)は、米を軽くこすり合わせて洗うことで落ちやすく、昔のようにもみながら研ぐ必要はありません。
お米はなるべく短時間で洗いましょう。
お米は水分を15%程度しか含んでいません。
そのため、水を加えると吸収しやすい性質があります。最初の1分が最も吸水します。
それと同じタイミングで、お米の表面についている糠(ぬか)が水に溶けて、水が糠臭くなります。
つまり、水をすぐに変えないと、糠臭い水をお米に吸い込ませることになります。
最初、たっぷりの水をお米に加えたら、さっとかき混ぜてすぐに水を捨てて、新しい水に変えましょう。
両手で、お米同士をこすり合わせるように優しく洗います。
洗ったらすぐに水を入れて、水を何回か取り替えます。
これを3回程度を目安に繰り返します。
お米を水につけ始めてから5分以内、短時間で洗い終わるようにしましょう。
このとき、お湯でお米を洗うのはNGです。
お湯は、水よりも吸水が良いため、糠臭い水(お湯)がお米に吸収されてしまいます。
糠(ぬか)は、お米の縦方向に溝があり、そこに詰まっているので、お米同士を軽くこすり合わせることが必要です。
泡立て器でかき混ぜるとお米が壊れやすくなり、炊きあがりは、ぼろぼろとしたご飯になります。
また、ザルにあけて水を流しても糠(ぬか)はとれません。
また、水が透明になるまで研がないように気をつけます。
お米を洗いすぎて、デンプン質が壊れて栄養が逃げますし、べたべたしたご飯になりやすいです。
お米を炊く、蒸らす
今では、炊飯器にお任せすれば、美味しいご飯が自動的に炊きあがります。
しかし、普通の鍋や土鍋で炊く、そんなリッチな炊飯器を持っていない場合は、炊く前に水につけておくことが大切です。
夏場は30分、冬は1時間を目安にすると、お米の芯まで吸水させることができて、ふっくら炊けやすくなります。
ご飯が炊けた後は、10分~15分程度蒸らしましょう。

蒸らすことで芯まで水分が行き渡り、ふっくらとしたご飯ができます。
一方、蒸らし時間が長すぎる、炊けたご飯をそのまま放っておくと、蒸発できずに残った水が、ご飯粒同士をくっつけてしまい、混ぜにくくなります。
ご飯粒も壊れやすくなってしまうので、ご飯が炊けて、蒸らしたらしゃもじでご飯の上下を返す、切るようにほぐすのをオススメします。
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