サラダの野菜に油が付く量と減らすコツ

野菜サラダ

サラダ

野菜や魚介、肉加工品などに

塩、酢、油、スパイス、ハーブやその他調味料をかけたり

それらで和えたりして食べるお料理です。


ドレッシングや具材の選び方によっては、マンネリすることなく

様々な味を楽しむことができますね。

以前、レタスのサラダを美味しく食べるコツをご紹介しました。

今回は、サラダを食べるときに油を使い過ぎないコツをご紹介します。

べちゃべちゃで、油っこいサラダにさよならです。

また、油の摂取量を気にしている人は、ご参考に~!

野菜を小さく切りすぎない

当たり前に聞こえますが、野菜を小さく切ることで、表面積が大きくなり
ドレッシングで和えた場合、野菜が油にからまる量が多くなります。

レタスで比べてみても、油の付着率は下記の通りになります。

ごく細いせん切り  84%

普通のせん切り   81%

3cm角にちぎる   78%

3cm角に切る    75%

数種類の野菜を入れた野菜サラダにする

にんじん入った野菜サラダ

生野菜サラダといえば、レタスやキャベツを選ぶことが多いですが
レタスやキャベツは、比較的、油が付着しやすい野菜です。


特にキャベツのサラダはせん切りにすることが多いので
油がとれやすくなってしまいますね。


そのため、生野菜サラダを食べるときは、レタスやキャベツだけでなく、
同じ量でも他の野菜も加えてみてはいかがでしょうか?

油の摂取率が下がるだけでなく
βカロテンやミネラルなどの栄養も取りやすくなりますよ~。

むしゃむしゃサラダ

各野菜100g当たりのせん切りの油の付着率

レタス   81%

キャベツ  63%

にんじん  57%

きゅうり  53%

輪切りトマト  60%  →トマトは輪切りなのに油の付着率が多いですね。


その理由は・・・下記でご紹介します。

必ず!野菜の水分をよくきってから和える

水をよくきる理由はこの3つの理由が主なものです。

材料についている水分のせいで味が薄まらない

味にムラがでない

油が付きすぎない


野菜の水分を充分にきる方法


野菜の水分のきりかたとして、ザルにあげて、そのまま置いておき

水けをきっても足りません。

キッチンペーパーや清潔なフキンで軽く拭く

浅いザルにのせて、フキンをかけて冷蔵庫に入れる
(時間がかかります)

レタスを入れたザル同士、またはザルとボウルの口径を合わせて、思い切り振る
(ザルから水が飛び出るのでシンクの中でやりましょう)

などで水きりをしていただきたいと思います。

調味料をかける順番と油の付着率

ところで、野菜に調味料を直接かける場合、かける順番で油の付着率が変わります。

3cm角に切ったキャベツの場合の油の付着率

油を先にかける   75%

酢を先にかける   78%



酢を先にかけたほうが、油がキャベツに付く量が多くなりました。

酢も水分なので、やはり水分が多いということは、油が付きやすいということになります。


しかし、自分で酢や油などの調味料を使って、野菜に味をつける場合、
順番として油は最後になるように思います。


そうなると、野菜の水分をきってから調味料やドレッシングと和えたり、
かけたりするのが必須になります。

輪切りのトマトは、大きく切ったのに油の付着率が高いのは、
切り口のトマトの種の部分がぬれているため

油が付着しやすいのです。

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参考・引用文献
調理のためのベーシックデータ第5版 女子栄養大学出版部