料理上手への道 段取り編

料理を始める前に、準備しておきたい大切なこと

  • 料理はしたいけど、面倒だと思うことが多い。
  • なぜか時間がかかる。
  • 正しい作り方でつくれているのか不安。
  • レシピに書いてある予定時間なんかで、絶対できない。ホントにできる人いるんですか?
  • ときどき失敗する。
  • そうは思いたくないけど、せっかくつくったのにおいしくない。
  • 出来上がりが写真と違う。
  • 思っていたようにつくれなかった。
  • 料理が終わってもキッチンが激しく散らかってしまい、片付けが面倒。
  • 料理が終わるとどっと疲れる。
料理が面倒

これは、料理教室でお料理初心者のみなさんが、お話になる内容です。
教室では「あるあるネタ」ですが、お料理を始めたばかりの方には共通のお悩みかもしれません。



ご安心ください!大丈夫です。絶対にお料理は楽しくなって、おいしいものがラクラクつくれるようになります。

料理の失敗や思った通りにつくれなかった歯がゆさ、その原因は手際と段取りにあります。


段取りを知って、料理をすれば時間もかからず、失敗も減ります。

単に切るものが多い、みじん切りなどの細かく切る作業がある、包丁を使うのが慣れていないというのであれば、確かに時間もかかるし、包丁を使う練習が必要です。

でも、段取りや準備は、前もって考えておくおことで時間の短縮や失敗の防止につながります。


段取りは、料理をおいしく仕上げるための大切なコツです。

料理をする前に、段取りが出来ているかどうか、チェックしておきましょう。

準備編

  1. 何をつくるか決めている。
  2. レシピは最初から最後まで1回以上は読んだ。
  3. レシピの手順やポイントは理解した。
  4. 何品かつくるときは、作業をする順番を決めている。
  5. 手を洗う、髪が邪魔にならないようにするなど衛生面に気をつける。
  6. 食事をするテーブルは片付けている。ふいてある。
  7. 料理を盛りつける食器やカトラリーは決めている。
  8. 台ふきん、食器ふきんなど、用途によって使い分けるふきんを用意している。
  9. 冷蔵庫の中は、調味料や食材が出しやすいように整理整頓されている。
  10. 使う食材はそろっている。
  11. 使う道具は全て、キッチンに出してある。
  12. 適当な大きさの鍋やフライパンが用意されている。

調理編

  1. レシピに書いてある材料と分量を守っている。
  2. レシピに書いてある通りの大きさや形に切っている。
  3. レシピの手順を守っている。
  4. 材料を切るときは、野菜を先に、肉や魚は後に切っている。
  5. 切った材料は、使いやすいように分けておく。
  6. 調味料は、粉ものからを先にはかり、液体は後にはかる。
  7. 使わなかった材料は、適切な方法で保存している。
  8. 茹でるものがあるときは、あらかじめお湯を沸かす。
  9. 合わせ調味料があるときは、先に混ぜ合わせる。
  10. 時間がかかる下準備を先にやっておく。
  11. メインよりも付け合わせを先につくっておく。
  12. 使わない道具は、先に洗って片付ける。
  13. 煮ている、オーブンで焼いている、茹でているなどのスキマ時間を利用している。
  14. 揚げものを揚げる前には、油をきるバットやキッチンペーパーなどが、茹でる前には茹で上がったものを入れるザルやボウルなどが、先に準備されている。

後片付け編

  1. 洗い物は油のない道具や食器から洗う。
  2. こびりついている道具や食器はあらかじめ水につけてある。
  3. 使い終わった調味料の容器の周りや注ぎ口はふいてある。
  4. 使い終わった道具は、きれいに洗われている。





料理全般に共通することですが、つくる料理によっては、必要のないものもあると思います。

また、既に、これはできている!という項目もあったのではないでしょうか?

「まずは、料理をすることが頭にあって、後片付けのことまで考えられないよ~」と思ってしまいますが、キッチンがきれいだと、次に使うときの準備もしやすく、気持ちの良いものです。

初心者さんは必ずやっておきたい料理の段取り

そして、この段取りの中で特に初心者さんにとって大切なことは、

準備編の2にある「レシピは最初から最後まで1回以上は読んだ。」と

調理編の1にある「レシピに書いてある材料と分量を守っている。」です。

レシピを読む



レシピを最初から最後まで読むことで、必要な道具や準備がわかります
調理の途中に「材料が足りなかった。」とか「下茹でするの忘れた。」などがなくなり、あわてずに料理をすることができます。

あわてると、意図せずに調味料の量を間違ったり、手順を間違ったりする可能性が高くなるので、初めてつくる料理のときは、特にレシピをよく読んで、理解しておくといいですね。

料理に慣れていて、過去につくったことがあって、ということであれば自分なりの作り方や味付けもありますよね。レシピに書いてある材料がそろっていなくても、上手に工夫をされることと思います。

でも、お料理初心者さんには、最初はレシピに書いてある通りに材料と分量を守ってつくられるのをおすすめします。

薄味が好きだから、レシピに書いてあるよりも、しょうゆの量を減らそうと思うかもしれません。
しかし、しょうゆだけを減らすと、砂糖やみりんの量も減らさないと味のバランスが悪くなります。

そのようなときは、調味料を少しずつ入れるなどして、加減をしていくといいでしょう。

いずれにしても、最初はレシピ通り、素直に料理をされるのが、料理上手への近道になります。

料理教室風景


また、料理教室に通うことで、料理の悩みを話すことができます。
話すことで気が軽くなり、自分だけじゃなかったんだな~って思えることは大切な経験になります。
自信も付いてお料理が楽しくなりますよ。



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この記事では、料理日和がこれから料理を楽しみたい方、既に料理を楽しんでいる方のために、さらに料理が好きになり、楽しんでいただきたいと思い、食材や料理、栄養・健康などの情報を提供させていただいております。

料理日和とは、北海道札幌市にある料理教室です。
料理をするのが楽しくなり、家庭的で季節や行事にこだわってつくられる料理のレシピや食に関わる情報を提供しています。マンツーマンレッスンを中心に少人数制でレッスンをしていますので、初心者さんも安心してご参加いただけます。
若干、北海道目線で記しておりますので、一般的で無い食材や目安の分量なども存在するかもしれません。

今後ともお読みいただいたり、何かのお役に立てますと嬉しいです。