症状別 風邪のとき予防にとりたい栄養素 前編

風邪を引いて病院

風邪を引いて、病院に行くと「栄養をとって、ゆっくり休養してください。」というようなコトを言われます。

ゆっくり休養をするのはなんとなくわかるのですが、ナゼ栄養をとったほうがいいのでしょうか?

風邪のときに栄養をとったほうが良い理由

風邪を引くと熱がでたり、全身がだるくなったりと症状は様々ですが、エネルギーが消耗されやすく、体力が落ちやすくなります。

そのため栄養をとる必要があります。

栄養をとらないと、エネルギーは消耗するばかりで体力が落ちたまま、風邪のウイルスからの抵抗力も落ちたままです。

しっかり栄養をとって充分なエネルギーを確保しましょう。

風邪のときに控えたいもの

脂肪

脂肪は体の中でエネルギーになり、糖質よりもカロリーが高いため、風邪で食欲がないときの効果的に栄養を補給できる栄養素と思われますが、消化するのに胃腸に負担がかかります

揚げ物やドレッシングなどで使用するのは避けましょう。

食物繊維

食物繊維については様々な健康効果がありますが、

風邪のときは胃腸に負担がかかるのを防ぐため、積極的にとることを避けましょう。


アルコール

風邪薬の作用が強くなる場合もあるので、飲酒は控えましょう。

アルコールは粘膜を刺激しますので、咳がひどくなることも。

飲酒の習慣があるひとは、風邪のときばかりはお休みを。


風邪のときにとりたい栄養素

糖質

エネルギー確保のために、炭水化物はとっておきたいところです。

炭水化物は、ごはんやパンに含まれていますが、お粥や食パンなど、消化のよい食べものがオススメです。

玉子かゆ

たんぱく質

免疫力をつける、免疫力を高めるために必要なのはたんぱく質です。

こちらも比較的消化のよいたんぱく質食品を選びたいものです。

魚でも白身の魚、肉でも鶏のササミのような繊維質が少ないものを選びましょう。

また、加熱しすぎてしまうと消化が悪くなりますので、やわらく煮る、茹でるといいでしょう。

ビタミンA

のど、鼻、肺、消化管などの粘膜が正常に働くために必要な栄養素がビタミンAです。

ブロッコリー

さらに、免疫力を高める働きがあります。

風邪を引くと、のどや鼻がツライ、咳が出たり、胃腸の調子がイマイチというかたもいらっしゃいます。

これらの体の働きを助けてくれる重要な役割なんですね。

緑黄力野菜を食べる習慣を持ちましょう。

ビタミンB群

ビタミンB群の中でも、特にビタミンB1は糖質がエネルギーにかわるのを助ける働きがあるためとても重要な栄養素です。

体力が落ちやすい風邪のときでなくても必要な栄養素ですが、だるいなどの疲労感の改善にはビタミンB群を補給してあげましょう。

豚肉や豆腐に含まれています。

ビタミンC

ストレスによりビタミンCの必要量は増加しますので、不足しないように意識したいものです。

ビタミンCの摂取が風邪の治癒や予防に効果があるとよく聞きますね。

白血球やリンパ球には、ビタミンCが多く含まれています。

白血球やリンパ球には、体の中に入った細菌とたたかったり、風邪のウイルスから体を守ろうとする役割があります。
そのおかげで簡単に風邪を引いたり、病気になったりしない抵抗力を持つことができています。

果物や野菜類に多いのは、ご存知の通りですが、野菜は風邪の予防に本当に大切な食材なんです。




次回の記事に続きまーす!


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