こんにゃくは何からつくられる?
こんにゃくは、おでんの具にに入れてもいいし、肉や野菜と一緒に炒めてもボリュームがでて、何よりエネルギーが少ないのがとても嬉しい食材です。
こんにゃくは何からつくられるかご存知でしょうか?
どうして、白と黒があるのでしょうか?
生芋こんにゃくって聞いたことありますか?
などを解説します!
こんにゃくは何からつくられる?
こんにゃくは、その形状やテクスチャーから海藻からつくられていると思っている方もいるようです。
こんにゃくの原料は、「いも」。こんにゃく芋からつくられています。
こんにゃく 2つのタイプ
こんにゃく芋を乾燥させ、製粉した「こんにゃく粉」を使っているものと、
こんにゃく芋をゆでてからすりおろしてつくられている生芋こんにゃくがあります。
生芋こんにゃくとは?
全体は濃いねずみ色で、中には黒っぽいつぶつぶが見えている生芋こんにゃくですが、これはこんにゃく芋の自然な色合いのせい。
弾力が強いのも特徴です。
生芋こんにゃくは、下記の通りつくられます。
実は、芋を細かく切ってから、ゆでてかためたものなんですね。
- 芋を洗って皮をむきます。
- 洗った芋を切ります。
- 熱湯でやわらかくなるまで茹でます。
- やわらかくなった芋をすりおろします。
- すりおろした芋は数時間おいておきます。
- 石灰水を加えて混ぜます。
- かき混ぜ続けて粘りが出るので均一になるようによく混ぜます。
- 型に入れてそのまま置いて、ゆでてかためます。
- 違うお湯でゆでて、あくぬきをします。
黒こんにゃくと白こんにゃくの違いは何でしょう?
黒こんにゃくや白こんにゃく、お刺身こんにゃくの様に緑色をしたものもありますね。
まずは、これらのこんにゃくは、こんにゃく芋を製粉してできたこんにゃく粉を使ってつくられています。
黒も白も緑も、こんにゃく粉をつかうので同じ工程です。
- こんにゃく粉を水に溶かします。
- 石灰水と混ぜ合わせます。
- 均一になるようによくかき混ぜます。
- 形をつくって(成形して)ゆでます。
こんにゃく粉を水に溶かすときに、何も入れなければ白いこんにゃく、ひじきなどを入れると黒いこんにゃく、青のりを入れると緑色のこんにゃくなどなど入れる材料で色を変えることができます。
いろいろなこんにゃく
白滝もこんにゃくです。細い穴から押し出してつくられます。
つきこんにゃく。こちらも数㎜四方の穴から押し出してつくられます。
こんにゃくの使いかた
生芋こんにゃくの場合、パッケージに「アク抜き不要」と書いてある商品が目立つようになりました。その場合はそのまま使ってOK。
生芋こんにゃくではない場合は、石灰臭や余分な水分を抜くために一度下茹でをするのがオススメです。
塩を振ってこんにゃくをもみ、沸騰したお湯に入れてさっとゆでましょう。
手綱こんにゃくにしたり、表面に切れ目を入れたり、スプーンでこんにゃくをちぎると表面積が大きくなって味がしみやすくなります。
こんにゃくの栄養
エネルギーが低く、ダイエット食材としても人気ですが、食物繊維が多いことでも有名です。
こんにゃくは「不溶性食物繊維」が多いのが特徴です。
こんにゃく粉だと「水溶性食物繊維」が多いのに、こんにゃくになるとほとんど不溶性食物繊維になるんですよねー。
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参考・引用文献
日本食品標準成分表2015年版(七訂)