鶏肉　もも肉とむね肉の違いは？

牛肉や豚肉に比べて安価で手頃なイメージの鶏肉ですね。
煮ても、焼いても、揚げても美味しい。なんでも美味しい～。

そして、なによりも脂肪分が少ないことも魅力のひとつです。

具体的に、鶏もも肉と鶏むね肉はの違いを確認しておきましょう。

お肉の部位

もも

足からそのつけ根にかけての肉なので、むね肉に比べてかたく、スジが多い部分です。
脂肪も多いためコクがあり、料理には多く使われています。

触感は弾力があり、火を通すとぷりぷりの食感に！

オススメ料理

唐揚げ、ソテー、煮込み料理

むね

市販のパック詰めされているものは、骨が除かれているものがほとんどです。
もも肉に比べて安価で下処理も少ないので使いやすい食材ではありますが、火を通すとぱさつきやすくなってしまいます。

やわらかくて、脂肪が少ないのが最大の特徴。
淡白な味で肉質はやわらかいので、皮をとって食欲がないときにもオススメです。

オススメ料理

蒸し物、煮物、サラダチキン
フライ、天ぷら

ささみ

両胸の内側に肋骨にそって1本ずつついている部位です。
笹の葉に似ているためささみと名付けられています。

脂肪が少なく、低カロリーでダイエット食材としても多く利用されています。
肉質はやわらかい。

オススメ料理

とりわさ、茶碗蒸しの具として、フライ

手羽元

手羽元は脂肪が少なくやわらかい。

オススメ料理

煮込み料理、　唐揚げ

手羽先

手羽先はゼラチン質や脂肪が多い。

オススメ料理

煮込み料理、唐揚げ

砂肝

砂肝は、鶏の胃の一部です。

鶏はエサを噛むことなく飲み込みますが、飲み込んだエサの消化を助けるために砂肝があります。

ほとんど筋肉のため引き締まっていてこりこりとした食感です。

オススメ料理

焼き鳥として

レバー

肝臓部分です。ハツ（心臓）とくっついていることもありますね。

洗ってよく拭いたり、牛乳につけたりと生臭さを消すコツがあちこちに紹介されていますね。

調理前に処理することは生臭さを少なくするコツではありますが、育てられた段階で飼料にこだわりがあり、オーガニックだったりすると比較的臭みが少ないようです。

オススメ料理

焼き鳥として　ひき肉料理に加えて鉄分補給にも

部位別鶏肉の栄養価

100g当たりの鶏肉の栄養価を比較しました。
皮付きのものでの比較です。
たんぱく質が豊富ですね～。
含まれている脂肪酸は一価不飽和脂肪酸が多く、一価不飽和脂肪酸はオリーブオイルやなたね油にも多く含まれている脂肪酸です。

皮付きと皮なしの鶏肉の栄養価の違い

100g当たりの比較ですが、皮をとって調理すると脂肪の摂取量が少なくなりますね。
食品のカロリーを気にしている人や脂肪酸の摂取を減らしたいひとは、皮をとって調理することも方法のひとつです。

皮にはコラーゲンが含まれていますが、鶏皮のコラーゲンがそのままヒトのコラーゲンになるわけではないので、食事はバランスよくとることがオススメです。