食材イロイロ~魚介類~ カレイ編

カレイの旬

カレイの旬はいつ?

と思って、いろいろ本を見ると、

秋から冬って書いてあったり、冬から春って書いてあったり・・・・・。

いったいいつが旬なのでしょうか?

カレイといっても、

マガレイ、マコガレイ、アサバカレイ、アカガレイ、クロガレイ、ババガレイ、ソウハチガレイ、ナメタガレイなどなど、いろいろな種類があります。

100種類以上ともいわれ、日本では40種類くらい生息しているのだとか。

しかし、その種類によっては、

出回る時期、旬の時期も違いますし、

味や身の厚さなどの特徴も違います。


向いているお料理も違うということですよね~!

ですから、カレイの旬はいつ?と聞かれたら、

種類によって違うんだけど、カレイは年中出回っていますよ~。という回答になります。


特に北海道では、マガレイが、漁場を変えて1年中出回っており、
北海道を代表する魚といえるでしょう。

マガレイ

体は楕円形でいわゆるカレイの形をしているが、左右は不対称。

体の表側(目が付いている側)は青みを帯びた黒褐色、裏側はやや透明感のある白色。

体の半分より後ろじゃら尾にかけての縁に沿って淡黄色の帯がある。
この黄色帯は、鮮度が落ちると薄くなっていく。

2月から5月頃春の子持ちのカレイは煮付けに向くが、身はしまっておらず味が落ちる。

7月から8月以降は、身がしまって美味しいので、新鮮なものを刺身にして食べたい。

クロガレイ

黒ガレイ

ほぼ、北海道のみにしか生息していないといわれている黒ガレイ。

目が付いている表側は真っ黒に見える。
目が付いていない裏側は、透明感のない白色。

背側に粘液が多いので、ウロコが取りにくいが、粘液を洗い流したりして、ウロコを落とす。

北海道にいるとスーパーで年中見かけ、大きさも様々なものが売られている。

3月から4月の産卵期に真子が入っているものを煮付けにして食べるのがオススメ。
身がしまっているのは、秋にかけて。

カレイの漁獲量

表は、2017年(平成29年)のカレイの漁獲高を多い順に並べたものです。

日本で一番カレイの漁獲量が多いのは、北海道です。
北海道をぐるっと囲む海域で、カレイの水揚げがされています。

次いで、宮城県、島根県、兵庫県と続きます。

2017カレイの漁獲量

カレイの選び方

パックに入って売られていることが多いのと、
お店で直接手で触って買うことは難しいですが、

カレイの多くは、表面にぬめりがあるものが良いとされています。

また、魚全般にそうですが、

ハラワタ部分を押してみて、やわらかくない、ハリがあると、

内臓が傷んでいない証拠になります。

活〆カレイといって、売っているものもありますが、値段は数倍します。

カレイの保存方法

買った当日に食べられない場合は、頭や内臓を取りましょう。

また、冷凍をする場合は、
5枚におろしてから、水にくぐらせて、1切れずつラップで包み、冷凍します。

カレイの栄養

文部科学省の食品成分データベースによると、可食部100gあたりの栄養価は、下記の通りです。

生のカレイ(まがれい、まこがれい)は低脂肪、高タンパクなお魚です。
ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンDなどを多く含みます。

生のカレイに比べて、
産卵前に漁獲される子持ちガレイは、脂質やコレステロールが多いという特徴があります。

また、干しカレイは、塩分が高めになっています。

カレイの栄養価

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若干、北海道目線で記しておりますので、一般的で無い食材や目安の分量なども存在するかもしれません。

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参考・引用文献
もっとからだにおいしい魚の便利帳 高橋書店
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)「海面漁業生産統計調査」(農林水産省)を加工して作成