天ぷらの衣の割合とさっくり温めるコツ

ある日のお弁当、天丼弁当です!

前の日につくった天ぷらの残りをご飯の上に乗せて、天丼弁当にしましたよ~!

天ぷら弁当

天ぷらの衣の割合

天ぷらの衣の材料は、薄力粉、卵、冷水です。

薄力粉は、揚げる具材の20%の重量を目安に用意しましょう。

卵+冷水の重量の目安は、薄力粉の1.7倍~2倍です。

さらに、卵と水の容量の割合は、卵:水=1:3 です。

具材の量を考えずに、衣をつくりやすい分量で用意すると、下記の量が目安になります。

天ぷらの衣のレシピ

具材・・・500g(4~5人分)
薄力粉・・・100g~120g(1カップ)
卵(約50gとして)・・・1個
冷水・・・150ml

卵1個分を目安に考えてみると、4~5人分の天ぷらの盛り合わせをつくることができます。

粉の目安は100g~120gですが、100g以上だと、衣がしっかり目につく天ぷらになります。

ちょっとゆるいかな?ぐらいの方が揚げやすいですが、ゆるすぎると、具材に衣がきちんと付いてくれません。

目安を基準にしましょう!


2人前つくりたい場合は、卵半分を溶いて、冷水と合わせて100ml程度にしてから、薄力粉を50g加えると半分の量ができて、粉が無駄になりません。

慣れない場合は、上記の分量でつくってもいいですが、衣を付けすぎてしまわないように気をつけましょう。

下の写真は、さつまいもの天ぷらです。少し粉を多めにつけて総菜風が好みです。

さつまいもの天ぷら

天ぷらをさっくり温め直すコツ

お総菜で買ってきた天ぷら、前の日につくって残しておいた天ぷら、どのように温め直していますか?

天ぷらそばにするからそのまま入れています!という以外は、温かいほうが美味しいですよね。

電子レンジで温める


時間も短く、中までしっかり温まりますが、衣がふにゃっとしてしまいます。
ふにゃっとした衣が好きな方にはオススメですね。

フライパンで温める


フライパンに油を引かずに、天ぷらをそのままのせて加熱します。
色が付かないように空炒りようなイメージで加熱します。
ころもはさっくりとしますが、中まで温まるまで少し時間がかかる場合もあります。

オーブントースターで温める

オススメはコレです!
天ぷらの周りに霧吹きで水分をかけます。
底も含めて全体にまんべんなく(しかしかけ過ぎには注意ですが・・・)霧吹きを少し離した位置からかけます。

その後、オーブントースターで5分ほど加熱しましょう。

すると、天ぷらの衣がさっくりと温まります。

天ぷらがさっくりする理由

揚げたての天ぷらには、衣に小さな空洞があり、これは衣に含まれていた水分が、油で揚げることにより蒸発してできた印です。

そこで、一旦衣に水をかけてオーブントースターで焼くことで、衣についた水分を蒸発させてさっくりさせ直すことができるんです。

天丼弁当

天丼弁当

天ぷらは、お弁当の蓋をしてしまうとどうしてもしっとりしてしまいますが、ご愛敬。
それもまた好みのひとつです~。

天ぷらをお弁当に持っていくときのコツ

  • ご飯を完全に冷ます
  • 温め直した、または揚げたての天ぷらは冷ます
  • 天ぷらの油分はペーパータオルなどでよくきる
  • 天つゆや塩は別添えにする
  • ご飯の上に直接のせずに海苔を挟む

知っていると、お昼に美味しい天丼弁当が食べられますよ~。

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参考・引用文献
調理学実習 光生館